旅行に関する仕事をしていくための学校

観光業界や旅行業界を目指すなら、まずは専門学校での学習をすることがおすすめです。

不景気やライフスタイルの変化により年間の旅行者数は減少傾向にあるとは言われているものの、やはり毎日の生活でのちょっとした楽しみとして旅行は変わらぬ人気のあるものですから、今後はより一層消費者のニーズにあった旅行を提案することができる人材が必要とされていくことでしょう。

近年ではただ観光地を周るという旅行だけでなく、リゾ婚のように特定の目的を持って遠方に出かける特殊な形態の旅行も増えてきているので、そうしたニーズに合うような提案ができるスキルを身につけておくことが求められます。

一般に人を募集して旅行を企画する場合、その企画や動向のためには「旅行業務取扱管理者」という資格が必要になります。

専門学校で勉強をすることでそうした必要な資格を得ることができるようにもなるので、より主体的な旅行業務に携わっていくことができます。

都内で人気の旅行・ホテルの専門学校

都内にある専門学校のうち、特に有名なものとして「東京観光専門学校」があります。

こちらは学校内に旅行学科の他、ブライダルビジネス学科やホテル学科、鉄道サービス学科といったちょっと変わった学科が数多くあることが特徴となっています。

学校内で学んだことはそのまま職業にすぐ結びつけることができる実践的な知識となっているので、旅行業全体に関わるスキルを身につけることができます。

一般的な旅行業に関する仕事をするなら旅行科となりますが、他にもホテル勤務をするときのサービスを学んだり、冠婚葬祭における企画についても勉強をできたりするので、旅行という枠にとらわれない幅広い接客業を行うときに役立ちます。

他にも大手旅行代理店であるJTBトラベルが主催する「JTBトラベル&ホテルカレッジ」もかなり実践的な学習ができる学校として知られており、就職へも役立つことから毎年多くの入学者がいます。

各観光地の名所を学ぶための学校もあります

都内にいる人にとってはどちらかというと、これから旅行に出かけたいという人に対してのサービスを学ぶのが専門学校の内容になります。

ですが例えば京都など観光地として知られる場所においては、その土地の名所について詳しく知っている観光局勤務の仕事もあったりします。

全国各地にはそうしたその土地ならではの観光名所の案内を行うための勉強をする専門学校が数多くあり、卒業後には地域観光局や地元のプランナーとして勤務をしていくようになっています。

近年では外国人観光客もかなり増加していることから、専門学校で語学を習得し、同時に観光名所を勉強して外国人向けのガイドを専門に受けるという仕事も各地で増加してきています。

ホテル関連の学科がある専門学校では英語コミュニケーションを学べる学科も併設されているので、将来の進路に合わせて複数の学科を受講するのがよいやり方と言えます。